心療内科ではどんな治療をしているのか?完治までの料金は?

うつ病や不安神経症など身近な心の病を治療する上では、心療内科が頼りになります。心療内科では、薬物療法や行動療法など様々な治療法が施されています。薬物療法としては、精神安定剤や抗不安薬のほか、導眠剤も使用されます。中でも、脳内物質の分泌を調整し、快楽物質の分泌を促進する作用のある薬物に、一定の効果が認められています。ただし、服用する患者によっては副作用が生じることもあり、注意しなければなりません。
薬物療法の代わりとして、または薬物療法と併用して、行動療法を採ることもあります。行動療法とは、日々の体験や感情を記録してカウンセラーや医師に報告し、不安を客観視することにより不安の除去を進める療法です。患者は日常生活で体験する様々な事象を記録し、メールや手紙で主治医や担当カウンセラーに報告しなければなりません。患者が感じていることを文字にして他人と共有すると、肥大していた不安を客観的に捉えられるようになり、次第に不安や抑うつ状態を軽減することが可能になるのです。この場合、不安の原因を追及するのではなく、不安をあるがままに受け入れてその状態で何ができるか考え、活動に結び付けるよう導いていくことが大切だと言われています。
薬物療法は、ほとんどの場合保険適用となるため治療費が高額になることはないでしょう。2ヶ月ごとの服薬を1年から3年くらい継続すれば、回復することがあります。1回の服薬は数千円程度なので、診療費をいれても合計で数万円で済むでしょう。行動療法の場合、自由診療の面談を行うクリニックでは、45分で3万円という高額の費用が必要となるケースも見られます。
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